ビジネスは営利活動ですので、ある程度将来の予測をしながら経営は行われます。
「見通しが立つ」もそれにまつわるフレーズと言え、今回はこのフレーズについて解説いたします。
「見通しが立つ」とは?
まず、「見通し」の意味から説明しましょう。
「見通し」とは、「遠くまで見えること」や「内面または目に見えないことを見抜くこと」、もしくは「将来の予測」と言った意味の言葉です。
当然、今回の「見通し」は「将来の予測」という意味での使用です。
そして、「見通しが立つ」という表現になると、「将来の予測ができるようになる」という意味になります。
ただ、この場合の「将来の予測」は、基本的に「良い状況」であることを案に含んでいることに注意してください。
「見通しが立つ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでは、長期間に渡ってどれだけ利益を生み出せるかが、経営安定化のキーポイントとなるため、業績などの将来予測は極めて重要なものとなります。
そのため、経営会議や営業関係の会議で、「業績回復の見通しが立つ」や「利益拡大の見通しが立つ」などと使用されるのです。
逆に、将来予測ができない場合には、「見通しが立たない」や「見通しが良くない」または「見通しが付かない」、「見通しが暗い」などと使用されます。
「見通しが立つ」を使った例文
それでは、上記の他の使用例文を挙げてみましょう
・『大規模な投資により、ようやく黒字化の見通しが立つことになった』
・『見通しが立つまでに、長期間を要しました』
「見通しが立つ」の言いかえ
「見通しが立つ」の類似表現としては、「見通しが付く」や「目処が立つ」もしくは「目処が付く」といった表現が挙げられます。
他にも、「見通しが良い」や「見通しが明るい」と言った表現も代用フレーズとして使用可能です。
まとめ
「見通しが立つ」とは、「将来予測ができる(ようになる)」という意味です。
基本的には、良い方向での将来予測であると考えましょう。