「解決しました」とは?
ビジネスメールや会話での使い方や使われ方、敬語の使用方法を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「解決しました」とは?
「解決しました」の「解決」とは大きく分けて以下の二種類の意味があります。
一つはこじれた事件や問題などを上手く処理すること、または片付くことの意、もう一つは疑問のある所を解きほぐしてはっきりと納得のいくようにすること、または納得いくようになることの意です。
両者の違いは曖昧で、大きな意味では同じこととも解釈できます。
あえて違いを言うならば、上手く処理し片付ける方の解決は行動が伴った結果、納得がいくように解決する方は頭による結論と言えます。
なお、「〜しました」は「した」の丁寧語です。
この語句は場面や相手の立場を問わず使える便利な言葉です。
「解決しました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言いまわしの「解決」には大きく分けて二種類の意味があると上述しましたが、意味的に大きな違いはなく、問題や疑問のすべての決着がつく状態で使うのが「解決」という言葉です。
よって「解決」とは、その問題や疑問の原因も含めて完全に解消することで成立することを言い、「解決しました」はその問題や疑問が完全に解消した状態になったことを表わします。
例えば、「事件の犯人が逮捕され、無事に事件は解決しました」という例文の通り、「問題」である事件がその「原因」である犯人逮捕によって完全に解消された状態になったことを示します。
「解決しました」の正しい敬語表現
この言いまわしには丁寧語の「〜しました」がついているため、そのまま敬語となります。
さらに丁寧な表現の言いまわしは、「〜いたします」を付加して過去形にした「解決いたしました」という言いまわしです。
これは、「する」の謙譲語「いたす」に丁寧語の「ます」の過去形を付加した言いまわしです。
「解決しました」の敬語を使った例文
この言いまわしを使用した例文を以下に紹介します。
・『駐車中の車に接触されて車に傷が付き揉めていましたが、示談により解決しました』
・『パソコンの不具合で仕事がはかどっていませんでしたが、買い換えたことにより解決しました』
「解決しました」の類語・言い替え
この言いまわしの類語・言い替えを以下に紹介します。
・『清算しました』
・『決着しました』
・『確定しました』
・『決定しました』
・『落着しました』
「清算」は過去に関係があったことをはっきりと終わらせることの意です。
「決着」は結論・結果が出ることの意、「確定」は物事がはっきりと決まることの意、「決定」ははっきり決めること、またははっきり決まることの意、「落着」は裁判などの決着がつくことの意です。
まとめ
ビジネス活動において問題や疑問が発生するのは避けて通れないため、いかに迅速で的確な判断・行動して問題や疑問を解決していくかが重要になってきます。
ビジネスシーンで常に納得のいく「解決」になるよう日々活動してください。