この記事では「言付かり」について解説をします。
「言付かり」とは?
伝言をしたり、品物を渡したりすることを、人からお願いされることという意味があります。
この言葉は「ことづかり」と読みます。
「付く」は「つく」とも「づく」とも読むことがありますが、この場合は「づかり」と読みます。
「言付かり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、伝言をしたり、品物を渡したりするように人から頼まれて、頼まれた事柄を行うときに用います。
たとえば、Aさんが他社のBさんに渡したいものがあるとします。
しかし、AさんはBさんに直接会う機会がなかなかありません。
宅配便で送るということも考えたのですが、Bさんと同じ会社のCさんにお願いをすることにしました。
宅配便では輸送中のトラブルが心配ですが、Cさんは信頼できる人なので、Cさんにお願いをすれば確実に渡してくれるだろうと思ったのです。
AさんとCさんはときどき会っているので、すぐに頼むことができます。
また同じ会社ならばすぐに渡してくれるはずです。
そこで、AさんからCさんにお願いをしました。
そのお願いを受けたCさんが、Aさんからお願いをされた品物をBさんに渡すときに、このような言葉を使います。
この形で使うことはなく、「〜しています」という意味の言葉が続くことが多いです。
「言付かり」を使った例文
・『安井様から○○を言付かりました』
「言付かり」の返答や返信
伝言を受けており、それを伝えてくれる場面ならば、その言葉を聞きましょう。
メモをしているようならば、そのメモを渡してくれるはずです。
伝言を伝えてくれたことにはお礼を述べます。
そして、その内容によっては伝言を残した人へ連絡をします。
品物を受け取ったときには、ある人の代わりに渡してくれたことへお礼を述べます。
そして、その贈り主にもお礼を伝えましょう。
手紙が丁寧なお礼の伝え方ですが、親しい人ならばメールや電話でも差し支えありません。
まとめ
この言葉は、伝言をしたり、品物を渡すようにお願いをされて、その事柄を行うときに用いるものです。
誰から何を頼まれたのかを忘れずに伝えて、頼まれた事柄を行いましょう。