この記事では、「詳しい資料を拝見したく思っております」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「詳しい資料を拝見したく思っております」とは?
「詳しい資料を拝見したく思っております」は、相手が紹介する商品・サービスについて、よく知りたいので資料が欲しいと伝える丁寧な表現です。
「詳しい資料+を+拝見したく+思って+おります」で成り立っている語で、「詳しい資料」は「より細かい内容が記載されている紙面」という意味、「を」は接続助詞、「拝見」は「見る」の謙譲語、「したく」は動詞「する」の連用形「し」に、希望の助動詞「たい」の連用形、「思って」は動詞「思う」の連用形「思い」に、接続助詞「て」が付いた「思いて」の音変化、「おります」は動詞「いる」の丁寧語「おる」の丁寧語「おり」に丁寧語「ます」が付いた語、全体で、「より細かい資料をみたいと思っている」の敬語表現になります。
「詳しい資料を拝見したく思っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「詳しい資料を拝見したく思っております」は、相手の商品・サービスに興味を示し、取引・購入しても良いと思う時に使われます。
相手にとっては商談相手になりますので、資料を郵送してくるだけではなく、訪問してくる可能性もありますので、対応するスタッフを決めておきましょう。
「詳しい資料を拝見したく思っております」の正しい敬語表現
「詳しい資料を拝見したく思っております」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『詳しい資料を拝見したく存じます』
「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語です。
こちらが取引先にあたりますので、ここまで丁寧にする必要はありませんが、文法上正しい敬語表現になります。
「詳しい資料を拝見したく思っております」を使った例文
「詳しい資料を拝見したく思っております」を使った例文は以下の通りです。
『貴社の業務システムについて、詳しい資料を拝見したく思っております』
社内で業務システムを導入、または現行のシステムを別のものに変更したいと思っていることを表しています。
『詳しい資料を拝見したく思っております』
「研修プログラムについて、詳しい資料を拝見したく思っております」
外部の業者に、社員研修を委託したいと思っていることを表しています。
「詳しい資料を拝見したく思っております」の類語や言い替え
「詳しい資料を拝見したく思っております」の類語や言い替えは以下の通りです。
『詳しい資料をいただけますか』
「いただけますか」は「もらえますか」の謙譲表現です。
『詳しい資料を見せていただけますか』
「見せて」を付けることで、「目で見て検討したい」という気持ちが伝わります。
『詳しい資料をお送りいただけますか』
メールや郵送・宅配などで資料を送って欲しい時に使われます。
まとめ
今回は「詳しい資料を拝見したく思っております」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。