ここでは「踏まえた上で」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「踏まえた上で」とは?
「踏まえた上で」は、何かしらの前提があった上で、という意味になる表現です。
「これらの条件を踏まえた上で、計画を立てる必要があります」といったような使い方になり、その前提で計画を立てないといけないと言っています。
「ここまでの内容を踏まえた上で、次は○○の話に入ります」のように用いると、それまでの内容が次の○○の話の前提になるという使い方になります。
このように、それがあった上で、という用い方になるので、そこから発展した話を続けることになります。
「踏まえた上で」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「踏まえた上で」は、それを活かして、という意味で使うこともできます。
例えば、「先の商品での失敗を踏まえた上で、新商品の開発に励むつもりです」などという用い方をすると、その失敗の経験を活かして新製品の開発を行うと使っています。
「これまでのいろいろなことを踏まえた上で、今回はこのようにさせていただきました」といったように、単一の事例などではなく、いろいろな内容を活かして、といった用い方もよく見られ、ビジネスシーンでもそのような使い方がまま見られます。
「踏まえた上で」を使った例文
・『その部分に関しては、お客様からのアンケートを踏まえた上でこのような仕様になりました』
・『お聞きした内容を踏まえた上で考えたつもりですが、もし何か問題がありましたらお願いします』
「踏まえた上で」の類語や言い替え
・『考慮に入れて』
この表現は、何かを考えに入れた上で、という意味で使われます。
「もちろん、それについても考慮に入れて作るつもりです」のような用い方になり、「踏まえた上で」とよく似た意味になる表現です。
ただし、前提とするとは言っておらず、あくまで考えに入れるという程度になり、そこまでそれを活かして、といった意味にはなりません。
まとめ
「踏まえた上で」は、何かを前提として、それを活かして、という使い方になります。
その上で何かを行う、作る、そうしようと考えているといった用い方をする表現で、「いろいろなことを〜」のように、単一の事例などではなく、いろいろな内容を総合的に活かして、と使うこともできます。