この記事では、「身がしまる思い」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「身がしまる思い」とは?
「身がしまる思い」は、与えられた任務や役割について、責任の重大さや期待値の大きさなどを改めて実感して、緊張した気持ちになることを表す表現です。
「身+が+しまる+思い」で成り立っている語で、「身」は「身体」、「が」は助詞、「しまる」は「締まる」と書き「引っ張られるなどしてからだつきや顔つきにたるんだところがなくなる」、「思い」は「思う」の連用形が名詞化した語、全体で「身体がつきが引っ張られてたるんだところがなくなる思い」、転じて「緊張した気持ちになる」の敬語表現になります。
「身がしまる思い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「身がしまる思い」は、目上の人から重要な任務や役割に任命された時、異動・転職などで新しい職場に移った時、目上の人から叱咤激励された時などに使われます。
敬語表現ではありませんので、「です・ございます」などを補って使いましょう。
「身がしまる」は食材に使われることが多いので、よりビジネスに適した表現に言い換えた方が良いでしょう。
「身がしまる思い」の正しい文章表現
「身がしまる思い」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『身の引き締まる思い』
ビジネスで定番の表現を紹介します。
「引き締まる」は「たるみがなくなり固く締まる」から転じて「緊張してしっかりする」という意味です。
「身がしまる思い」を使った例文
「身がしまる思い」を使った例文は以下の通りです。
・『プロジェクトのリーダーに任命していただき、身がしまる思いでございます』
・『新しくこの部署の一員となり、身がしまる思いでございます』
・『お客様から多大なるご期待を受けて、身がしまる思いでございます』
「身がしまる思い」の類語や言い替え
「身がしまる思い」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『初心に返って』
・『決意を改めて』
・『心機一転』
まとめ
今回は「身がしまる思い」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。