何らかの予定の日が間近になったような時には、「近づいてまいりましたので」との表現が使われがちです。
予定を完遂する上でも必要となる表現ですが、正しい使い方や、無難な言い換えなどについて確かめてみましょう。
「近づいてまいりましたので」とは?
物事の予定日や締め切りなどが迫って来ていることについて、相手に知らせたり行動を取るよう促す時の表現です。
「近づいてまいりましたので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務上では色々な予定の日が存在しており、同時に必ず締め切りの日も取り決められています。
相手の人物や周囲に対して、それが近づいてきたことをお知らせしたり、別の行動を取るよう促すような場合に「近づいてまいりましたので」が使われるのが通常です。
例えば「クリスマスが近づいてきまいりましたので」など、具体的に何の予定日が近づいてきたのか、相手に対しはっきりと明示する必要があります。
そして「準備をしてください」など、近づいてきたからどうするのかについてもきちんと伝え、場合によってはお願いする言葉に繋げる用法が適切です。
「近づいてまいりましたので」を使った例文
・『12月が近づいてまいりましたので、くじ引きで忘年会の幹事を選びたいと思います』
・『締め切りが近づいてまいりましたので、一度進捗状況を確認させてください』
「近づいてまいりましたので」の類語や言い替え
「迫ってまいりましたので」は、時間的な隔たりが近くなることを意味する「迫る」を使った相応しい表現です。
「差し迫ってまいりましたので」は、事態や期日などが近づいてくることを表す「差し迫る」を用いた言い方になります。
「近づいておりますので」は、何かを行う時期が迫ることを意味する「近づく」を使った言い方です。
「切迫しておりますので」の場合は、非常に差し迫っている状態を表す「切迫」を用いた言い方であり、他の表現に比較して時間がないニュアンスを表すことができるでしょう。
まとめ
期日などが迫っている状況を人に伝え、行動を促すような時に、「近づいてまいりましたので」を使うことができるのでした。
これを用いる場合には何が近づいてきたのか、これからどうすべきなのかなどを明確にするのが重要です。
言い換えるならば、「迫ってまいりましたので」「切迫しておりますので」などの相応しい言い方を選んでみて下さい。