正確に伝えようと思うほど、言葉のチョイスに迷ってしまうことがあります。
「近づけられるよう」の正しい使い方を見ていきましょう。
「近づけられるよう」とは?
「近づく」とは目標に、少しでも手が届くことを指します。
上半期のテーマ、自分なりの目的、会社の方向性に数歩でも歩み寄ることをあらわします。
今回は「近づけられるように」と述べているので、理想的な生き方ができるように、マイペースに頑張っていく気持ちを示しています。
「近づけられるよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
直接的な表現を避けているのが「近づけられるよう」という言い方です。
少し前に流行った「〜みたいな」という、ぼかし言葉に系統は似ていて、自分の思いを遠回しに伝えています。
「先輩方に少しでも近づけられるよう勉強を重ねてまいります」と入社後の挨拶で述べるほか、社内ミーティングでひと言ずつ挨拶する時に使われています。
一方で人によっては「直接の言及を避けている」逃げの方法と思われてしまい、マイナスに見えることがあります。
採用面接など意思をはっきり述べたい場では、もう少し明確な表現を使って自己PRに臨んでいきましょう。
「近づけられるよう」を使った例文
・『部長や課長の後ろ姿に近づけられるよう、頑張ります』
・『当初の方針に近づけられるよう、再調整いたします』
「近づけられるよう」の類語や言い替え
同じような表現に「近づくように」があります。
「ゴールに1日でも早く、近づくように」や「営業成績1位に近づくように」と目標とするものにたどり着きたいという思いをあらわしています。
「近づけられるよう」よりも分かりやすい言い方なので、こちらの表現も覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「達成できるように」や「長年の夢が叶うように」や「成し遂げられるように」という言い方があります。
「近づく」よりも力のこもった意味になるので、上手く用いてみてください。
まとめ
「近づけられるよう」をお伝えしました。
他の表現も学んで、印象アップに役立てていきましょう。