「通達がありました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「通達がありました」とは? ビジネス用語

「通達がありました」とはどのような意味を持つビジネス表現なのでしょうか。

「通達がありました」とは?

「通達がありました」とは、「上から指示された」という意味で使われるビジネス表現です。

「通達がありました」「通達」は本来「行政官庁が管轄する業務において関係する機関や職員に当てた文書指示を伝えること」を意味する言葉です。

官庁の見解や判断基準を指示として知らせる行為であり、実質的には官庁が定めたルールとして用いられる重要な行為です。

本来は行政用語ですが一般的なビジネス用語としても使われています。

ビジネス用語として使う場合も意味は似ていますが行政機関のような強制力のニュアンスは薄まり「会社の上層部が指示を伝えてきた」というようなニュアンスで使われている表現です。

個別の対象に向けて行われる業務命令や指導とは異なり、関係者全員に知ってほしい内容を広く伝える場合に用いられる方法です。


「通達がありました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「通達がありました」は特定の対象に向けて出された指示ではなく広い対象に向けて出された指示であることを強調する言い方です。

少し客観的な言い方なので他人事のニュアンスを含み、場合によっては責任のがれの印象を与えかねず注意が必要です。


「通達がありました」を使った例文

・『安全確認を徹底するよう通達がありました』
・『労働管理を厳正に行うよう通達がありましたので本日から残業は原則禁止です』

「通達がありました」の類語や言い替え

あまり意味大きく意味を変えずに言い換える表現として「通達が届きました」「通達されました」などがあります。

「上から言われました」「指示が入りました」も類語に当たります。

「上が言ってきた」「口出ししてきた」などは通達を鬱陶しく思いうんざりしているニュアンスを含む言い方です。

まとめ

「通達がありました」は通達があったという事実を伝えているだけの言葉ではありません。

通達を出されたことの意味や通達に従わなければいけない責任など微妙なニュアンスを含む表現なので慎重に使ってください。

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