なにか良くないことが起こった時には、「運悪く」と表現することがあります。
これは人の運勢に関わっていることですが、実は使い方には気をつけたい要素もあるようです。
運悪くの用法や、気になる点などを確かめてみましょう。
「運悪く」とは?
人の意思で変えることが難しい出来事のめぐり合わせが、良くない方に出て、悪い結果を招いていることを表している言葉です。
「運悪く」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
予期せずに会社の備品を落として壊してしまったり、乗ろうとしたタクシーに乗れなかったりと、予期せぬ失敗をしたり不利益を被ることがあります。
そんな状況について「運悪く」と表現することが可能です。
これによってその悪い結果は自分の意志と無関係であると伝えたり、運が悪い状況を話題にすることができます。
会話などに用いる際には、「壊してしまった」のように、どんな形で運が悪かったかを伝えるのが良いです。
しかし人に遭遇したことについて、運悪くと表現すると心象を悪くすることもあるかも知れません。
また頻繁に運が悪いと人に言っていると、言い訳がましいと感じられたり、よっぽど運がない人だと見られることもあるので気をつけてください。
「運悪く」を使った例文
・『会社で運悪くパソコンを壊してしまい、修理代を請求されました』
・『電車に乗ろうとしたら先輩の切符が見当たらず、運悪く乗り逃しました』
「運悪く」の類語や言い替え
「運に恵まれない」は、幸福を得るという恩恵が得られていない状態を表しています。
「天に見放され」は、天の神さまの加護が受けられていない状態のことです。
「ツキがない」は、幸福を得る機会が得られていないことを表します。
「運が尽きた」は、幸運な力がまったくないことです。
「不運」は、運が悪いことを表します。
「貧乏くじを引く」は、くじ引きで悪い結果を引き当てることですが、それが転じて予期せず不利益を被ることを意味している表現です。
まとめ
巡り合わせが悪くてネガティブな結果を招いた状況について、「運悪く」と表現できるでしょう。
しかし人のことを運悪くと表現することや、頻繁に運悪くと言うことは、リスクがあるので気をつけてください。
「運に恵まれない」など、時には別の表現を使うことも考えてみましょう。
