この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「遠慮なく仰ってください」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「遠慮なく仰ってください」とは?
「遠慮なく仰ってください」のフレーズにおける「遠慮」の読みは「えんりょ」で、「自分の言動を抑えて慎むこと」や「気兼ねすること」を意味する言葉です。
また「仰る」の読みは「おっしゃる」で、「言う」の尊敬語です。
したがって「遠慮なく仰ってください」は「気兼ねなく言ってください」との意味の敬語表現となります。
「遠慮なく仰ってください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「遠慮なく仰ってください」のフレーズは、敬語表現であり、目上の人に対して、用事や質問などがあれば、気軽に声をかけてほしいといった意味で使われる言葉です。
メールで使うことも出来ますが、一般的には会話等の口頭で使われる表現です。
このフレーズは社内の上司に使われることは余りありません。
社内の上司が、部下に対して遠慮することは、一般的にはないからです。
したがって、このフレーズは取引先の方や来店された顧客対して使われるフレーズだと言えます。
「遠慮なく仰ってください」を使った例文
・『説明に対して疑問点があれば遠慮なく仰ってください』
・『何かご用がありましたら、遠慮なく仰ってください』
・『ご用がございましたら、フロントまで何なりと遠慮なく仰ってください』
「遠慮なく仰ってください」の類語や言い換え
「遠慮なく」の類語としては、「率直に」や「ざっくばらんに」や「気兼ねなく」や「迷うことなく」等と言い換えることが出来ます。
また、「仰る」の類語としては「申し付ける」や「言う」が挙げられます。
したがって「遠慮なく仰ってください」のフレーズは、これらを組み合わせて「率直にお申し付けください」や「ざっくばらんに言ってください」や「気兼ねなく仰ってください」や「迷うことなく言ってください」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「遠慮なく仰ってください」は「気兼ねなく言ってください」との意味の敬語表現です。
取引先の方や顧客に、質問や要望を気兼ねなく言ってほしいと伝える表現です。
