この記事では「適用いたしますので」について解説をします。
「適用いたしますので」とは?意味
決まりをある事柄にあてはめて用いるから、という意味です。
「適用」には、法律や規則などをある事柄にあてはめて用いることという意味があります。
「いたし」は「する」の謙譲語で、自分側の行為を低めて表現をして、相手に敬意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「ので」は、この後に伝える事柄の根拠・原因・理由などを表します。
「適用いたしますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、適用ができるような場面で用います。
ある店で割引クーポンを配布しているとします。
このクーポンを持っている人は、提示することで商品を安く購入できます。
支払い後にクーポンを提示されても、商品の値段を訂正することはできないので、支払い前にクーポンの提示をお願いしています。
店側から「クーポンはありますか」ということを伝えないと、クーポン提示を忘れてしまうお客さまが少なくありません。
そのため、支払い前にクーポンがあるかを確認しています。
そのときに、「割引を適用いたしますので、クーポンがございましたらご提示ください」のようにこの言葉を使用します。
決まりをある事柄にあてはめて用いるときに使用をする言葉です。
この例の場合だと、クーポンを提示すると割引になるという決まりがあり、それを用いることでお客さまは安く商品を購入できます。
「適用する」とだけ伝えたいのであれば、「ので」はいりません。
「ので」を使う場合は、この後にまだ伝えたい事柄があります。
「適用いたしますので」を使った例文
・『適用いたしますので、必要事項を申し込み用紙にご記入ください』
「適用いたしますので」の返答や返信
この後に「こうしてください」という意味の言葉が続くはずです。
何かを適用してもらいたいときは、その事柄を行いましょう。
たとえば、クーポンを提示すれば割引になるとします。
その場合は、クーポンを持っているなら提示をします。
クーポンを持っていないなら「持っていません」ということを伝えます。
申請書の提出が必要なときは、用紙に必要な事柄を書いて提出をします。
用紙への書き方は、ホームページで調べられるはずです。
わからないときは、この言葉を伝えている人に書き方を尋ねてください。
まとめ
この言葉は、決まりをある事柄にあてはめて用いるときに使用をするものです。
適用ができるので、聞き手に何かをしてもらいたいときに使われています。
たとえば、クーポンを提示してもらう、書類を書いてもらうなどです。
適用することで相手にメリットがあるなら、そのことを知らせるとよいでしょう。