注意を促す場合には、「避けましょう」と言われることがあります。
危険の回避にも繋がる言葉ですが、これの使い方はどのようなものか、言い換えは何が良いのか確かめてみてください。
「避けましょう」とは?
何らかの不都合や損害などが生じるような状況から、離れるように人に誘いかける時の丁寧な表現です。
「避けましょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
世の中には事故や病気を始めとして、不都合な状況をもたらす要素が常に隣り合わせです。
その影響を受けて悪い状態になってしまうことを回避するよう、周囲の人に誘いかける時に「避けましょう」を使ます。
ただしこれは、一方的に相手に誘いかける表現です。
やや自分勝手な印象があるために、目上に対して使うことは、相応しくない場合もあるでしょう。
「避けましょう」を使った例文
・『1人で危険を伴う作業を行なうことは、絶対に避けましょう』
・『できるだけネガティブな言い方は避けましょう』
「避けましょう」の類語や言い替え
「避けるようにしましょう」は、ある状態に変化する意味のある「ようにする」を使っている丁寧な表現です。
「避けて通りましょう」は、悪い状況を回避して行くことを表す「避けて通る」を使って言い表しています。
「やめましょう」は、終えることを意味する「止める」を使った言い方です。
「回避しましょう」は、逃れて避けることを表す「回避」を使うことで同じ意味としています。
「回避いたしましょう」の場合は、するの謙譲語である「いたす」を用いたうやうやしい表現です。
まとめ
さまざまな不都合な状態から逃れることを人に誘いかける時に、「避けましょう」を使うことになります。
ただこの表現は若干一方的で自分勝手になるので、目上に対して使う場合は気をつけたいところです。
言い換える場合は、「避けて通りましょう」や「回避」を使った表現などを考えてみてください。