「配布いたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「配布いたします」とは? ビジネス用語

この記事では「配布いたします」について解説をします。

「配布いたします」とは?意味

配ります、という意味です。

「配布」には、配って広く行き届かせることという意味があります。

一部だけに届くようにすることではなく、広く行き渡るように配ることをいいます。

広く行き渡るとはどの程度の範囲を指すのか定義はありません。

「いたし」「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。

自分側の行為を低めて表現をして、相手に敬意を表します。

「ます」は敬意を表す語です。


「配布いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、広い範囲に渡って何かを配るときに用います。

たとえば、会議で使う資料を配るときに用いられています。

黙って配ると違和感があります。

必要な資料だから配っているのだろうとわかるでしょうが、受け取る側としては何か一言伝えて欲しいものです。

一言あった方が違和感がありません。

丁寧な言葉遣いをしたいので、この言葉のような言い方をします。

広く行き渡らせることなので、一部の人にだけ配るときにはこの言葉は用いません。

「広く」とはどの程度の範囲をいうのか定義はありませんが、2〜3人ほどに配るときには使わない言葉です。

これから配るときに用いるもので、すでに配ったという意味ではありません。

すでに配っているときには「配布いたしました」といいます。

「た」は動作や作用が過去に行われた意を表す語です。

また、物を配るときに用いる言葉で、情報を行き届かせることではありません。

手にすることができる物に関して使う言葉です。


「配布いたします」を使った例文

・『これから○○を配布いたします』
・『会場で配布いたします』

「配布いたします」の返答や返信例

多くの人に向かって伝えており、返答をする必要はありません。

何かが配られるので、そのものを受け取ります。

なくてはならないものなので配っているときは、そのものを必ず受け取るようにしましょう。

欲しい人には配るという意味でこの言葉を伝えていることもあります。

その場合は、欲しければそのものを受け取り、必要でなければ受け取らなくてもよいです。

そのものを受け取る場所を指定していることもあります。

その場所に行かないと受け取れないので、必要なものであればその場所に行って受け取るようにします。

郵送をしてくれることもあるので、受け取りに行けないときは確認してください。

まとめ

この言葉は、何かを配るときに用います。

無言で行動を始めると違和感があるので、一言伝えてから行動をするとよいでしょう。

また、個人に対してあるものを渡すという意味ではない点に気をつけてください。

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