「酷暑の候」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「酷暑の候」とは? ビジネス用語

この記事では、日常でもビジネスシーンでもよく使われるフレーズの、「酷暑の候」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。

「酷暑の候」とは?

「酷暑の候」のフレーズにおける「酷暑」の読みは「こくしょ」で、「厳しい暑さ、うだるような暑さ」を意味する言葉です。

次の「候」の読みは「こう」で、「時節、時期、時」といった意味の言葉です。

したがって「酷暑の候」のフレーズは「厳しい暑さの時節」「うだるような暑さの時期」といった意味になります。


「酷暑の候」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「酷暑の候」のフレーズは、暑中見舞いや残暑見舞いの見舞いの挨拶の後に記される、時候の挨拶で使われる時候表現です。

また、久しぶりに送るメールの時候の挨拶文でも、同様に使われます。

このフレーズの後ろには、相手の健康や暮らしぶりを気遣う言葉を添えて、時候の挨拶文が構成されます。

例えば「酷暑の候、お元気でご活躍のことと存じます」「酷暑の候、いかがお過ごしでしょうか」等と使われます。

この「酷暑の候」は7月20日頃の梅雨明けで、本格的な夏の季節が訪れた頃から、8月末まで使うことができる時候表現です。

近年では、温暖化の影響で9月に入っても厳しい暑さが続くことがありますが、原則として9月に入るとこの時候表現は使えないので、注意が必要です。


「酷暑の候」を使った例文

・『酷暑の候、皆様にはお元気でお過ごしでしょうか』
・『酷暑の候、いかがお過ごしでしょうか』

「酷暑の候」の類語や言い換え

「酷暑」の類語としては「猛暑」「極暑」「炎暑」が挙げられます。

また、「候」の類語としては「時節」「折」「時期」などが挙げられます。

したがって、「酷暑の候」のフレーズは、これらの類語を組み合わせて、例えば「猛暑の時節」「極暑の折」「炎暑の時期」等と言い換えることができます。

まとめ

「酷暑の候」のフレーズは「厳しい暑さの時節」「うだるような暑さの時期」といった意味です。

7月20日頃の梅雨明けから8月末まで使うことができる時候表現です。

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