ここでは「重ねてお願いします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「重ねてお願いします」とは?
「重ねてお願いします」は、1つの文章内で2つ以上のお願いをする時に、こちらの方もお願いしたいという意味で用いられています。
何かのお願いごとを既にした後に、「また、重ねてお願いしますが、○○の件についても予定通りに〜」といったように、他のお願いごとの後に、これも一緒にお願いするといった用い方になり、「また、○○の件についても重ねてお願いします」などと使うこともできます。
文章で用いる表現になるので、口語で使うには向いておらず、語尾を「お願いいたします」とすると丁寧になるのでそちらの形でもよく用いられています。
「重ねてお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「重ねてお願いします」は、先のような2つ以上のお願いの際に使われるだけでなく、1つのお願いごとを強調するために用いられることもあります。
その場合には、文章の最後で「以上、重ねてお願いします」といったように使うことで、そのお願いごとを強調し、念押しになるという具合です。
こちらの場合も語尾を「いたします」とすることで丁寧に用いることができ、同じく丁寧にするために「重ねてましてお願いします」といった使い方をしても構いません。
「重ねてお願いします」を使った例文
・『もう1つ重ねてお願いしますが、○○の件もそちらで請け負っていただけませんか』
・『色々とお忙しいとは思いますが、重ねてお願いします』
「重ねてお願いします」の類語や言い替え
・『くれぐれもお願いします』
こちらはお願いごとを強調するために用いられ、「重ねてお願いします」の使い方でそちらとして用いる場合と同じ意味になります。
語尾を「いたします」とできる点も同様で、そちらの時にはこの表現にした方が分かりやすいことから、言い替えによく使われている表現です。
まとめ
「重ねてお願いします」は、2つ以上のお願いをする時にそれと一緒に、という意味で用いる場合と、そのお願いを強調するために使うことができる表現です。
後者の時には類語で挙げた「くれぐれも〜」としても同じ意味になり、そちらの方でもよく用いられています。