ここでは「長年のご愛顧」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「長年のご愛顧」とは?
「長年のご愛顧」は、それまでの長い間のいい付き合いに対しての感謝を伝えるために用いられる表現です。
「これまでの長年のご愛顧、誠にありがとうございました」といったような使い方になり、これは会社として閉鎖したり、お店が閉店をする際の挨拶として用いられる場合の例になります。
そういった時だけでなく、「皆様の長年のご愛顧に感謝し、特別セールを行います」のように使うこともでき、この場合にもそれまでの長い間利用してくれた顧客に感謝して、そのようなことを行うと言っています。
「長年のご愛顧」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「長年のご愛顧」は、「長年」としていることから、それなりに長い間その事業を続けている、お店を開いているといった場合に使う表現になります。
よって、まだ開業してから1、2年といった時には使うべきではなく、これまでに4、5年は営業を続けている場合に用いるものです。
ビジネスシーンではその会社が閉鎖するような時でないと使うことはありませんが、ビジネス用品を扱っている会社が顧客になる会社に対し、BtoBとして「長年のご愛顧に感謝し、特別セールを〜」のような用い方はまま見ることがあります。
「長年のご愛顧」を使った例文
・『当店は○月△日をもって閉店いたします。長年のご愛顧、本当にありがとうございました』
・『長年のご愛顧に感謝の意を込めて、来月より特別セールを実施いたします』
「長年のご愛顧」の類語や言い替え
・『長年のご厚誼』
「ご厚誼」は「ごこうぎ」と発音し、親しい付き合いのことを表すために用いられます。
よく似た意味で使うことができるので、言い替え表現になりますが、主としてビジネスシーンで使われている言葉のため、BtoCでお店の閉店の際に用いる場合には向いておらず、そちらの時は「ご愛顧」の方が合っています。
まとめ
「長年のご愛顧」は、それなりに長い間のいい関係での付き合いに対するお礼に使われます。
用い方として、会社を閉鎖やお店を閉店する際の挨拶に、またはそういった付き合いに感謝して特別に何かを行うような場合に使われています。