この記事では、ビジネスシーンで使われることのある「長文失礼いたしました」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「長文失礼いたしました」とは?
「長文失礼いたしました」における「長文」は言うまでもなく「長い文章、長い文書」を意味する言葉です。
また「失礼」は文字通り「礼を失すること」を意味する言葉です。
そして最後の「いたしました」は「する」の「謙譲語の「いたす」に丁寧語の「ます」の過去形の「ました」が付けられた表現です。
したがって「長文失礼いたしました」とは「長い文書、失礼しました」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「長文失礼いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「長文失礼いたしました」のフレーズは、長文の手紙やメールの最後に、相手の方に読む時間を取らせてしまったと、謝罪の言葉として使われるものです。
ビジネスにおいては、手紙やメールは簡潔さが大切とされていますが、少し複雑な内容を上司に報告したり、取り引き先に釈明するような場合には、ともすれば文書が長くなってしまうことがあります。
そんな時に、手紙やメールの最後に、このフレーズを使って謝罪することがあるのです。
特にビジネスマンは毎日何通や何十通ものメールをチェックするケースが多く、少し長いとイライラしてしまいます。
これを踏まえて少し長いメールには、このフレーズを使った謝罪を文末に書くのがマナーと言えます。
ちなみに、ビジネスメールでは10行以上で、スクロールしなければ読み切れない場合を、このフレーズを使う目安とすれば良いでしょう。
また、このフレーズはもちろん、それほど長くないメールに添えるのは適切ではありません。
さらに、謝罪すれば何度マナー違反を犯しても良いと言うものではなく、同じ人に何度も使うことは避ける必要があります。
「長文失礼いたしました」を使った例文
・『思いがけずの長文失礼いたしました』
・『この度は長文失礼いたしました』
・『少しくどい長文失礼いたしました』
「長文失礼いたしました」の類語や言い換え
「失礼」の類語としては「恐縮」や「申し訳ない」が挙げられます。
したがって、「長文失礼いたしました」は「長文恐縮でございました」や「長文申し訳ございませんでした」と言い換えることが出来ます。
また若干フランクな表現になりますが、「長文」を「長々となり」に換えて「長々と失礼いたしました」や「長々となり恐縮でございました」「長々と申し訳ございませんでした」と言い換えることも可能です。
まとめ
「長文失礼いたしました」とは「長い文書、失礼しました」との意味の丁寧な敬語表現です。
手紙やメールが長くなってしまった場合に、それを謝罪するフレーズで、文書の末尾に添えて使われます。