ここでは「門出」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「門出」とは?
「門出」は、新しい出発になる時に、それを指して使われる表現になります。
実際にどこかに出発するという時ではなく、例えば、「来週には大学に入学という新しい門出を迎える」といったように用いられており、それがいい意味になる場合に使われるのが一般的です。
その入学の例のように、何かしらの意味で新しい出発、スタートになる時を指して用いられており、具体的にどんなそれだとは一緒に使わず、「彼にとって門出なので〜」などと使う場合も多いです。
その時にも、何かのいい意味でのスタートなので、という解釈での使い方になります。
「門出」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「門出」は、元々は「(家から)旅に出る」といった意味で使われていた表現です。
今でも「新しい靴を履いての門出になった」といったように用いられることがありますが、あまり一般的な使い方とは言えず、ほとんどの場合で先のような新しいスタートになることを指して用いられています。
「かどで」と発音しますが、使っている字は「門を出る」なので、そちらからすると元の意味の方が合っている気がしてしまいますが、そこから転じて新しい出発という解釈になったと考えるとよく、ビジネスシーンでも「来年にも○○さんは栄転という門出を迎えるようだ」のように使われることがあります。
「門出」を使った例文
・『結婚という大きな門出を迎えるにあたって、分からないことも多くあります』
・『明日は彼の門出なので、何かプレゼントをしようと思っている』
「門出」の類語や言い替え
・『旅立ち』
元の意味の場合にはこちらの方が向いているのと、新しい何かのスタートになる時にも、その内容にとってはこのように使うことができます。
この表現がそのようにどちらにも使えることから、「門出」が今の意味で用いられるようになったことにも納得がいくというものです。
まとめ
「門出」は、新しい出発を指して用いられます。
実際に旅に出るといった時に使われていた表現ですが、現在では何かのいい意味での「旅立ち」を指して使われており、そちらに言い替えて用いられる場合も少なくありません。