「開きが否めません」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「開きが否めません」とは?
「開きが否めません」とは、「想像していた内容と差があり過ぎます」もしくは「イメージしていた事柄と隔たりが大きいです」などという意味合いで使われている言い回しです。
取引先や顧客などから提示された料金や条件などが、自社の想像を大きく超える内容だったり不足している箇所があった場合などに用いられている表現で、「高額過ぎます」ないし「すり合わせすることは可能でしょうか」などというニュアンスで用いられています。
「開きが否めません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「開きが否めません」とは、ビジネスシーンにおいて取引先や顧客などから提示された費用や要求などが自社の要件に合わない場合に用いられている表現です。
自社と取引相手の条件や事情などが合わない際には、双方の要求している内容からお互いに歩み寄る必要がありますので、まずはこのフレーズを用いて、お互いの主張に開きがある実態を理解する必要があります。
その上で、双方が納得できるような着地点を探していくという流れになるのが一般的と言えるでしょう。
「開きが否めません」を使った例文
・『お送りいただきましたお見積りを確認しましたが、料金につきましては想像していた内容と開きが否めません』
・『お互いの意見については開きが否めませんので、もう少し譲歩していただくことはできないでしょうか』
「開きが否めません」の類語や言い替え
・『齟齬(そご)がある状況でございます』
・『お互いの主張や意見などには差がございます』
・『双方の思いには少々ズレがございます』
まとめ
「開きが否めません」とは、ビジネスシーンにおいて「(先方との間で)費用や料金などについての意見が合わない」などという意味合いで使われている表現です。
使用する際にはこのフレーズがもっている意味やニュアンスなどを十分に理解した上で、場面や状況などに応じて上手に使いこなすようにしましょう。