ここでは「陣頭」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「陣頭」とは?
「陣頭」は、戦闘における最前線という意味で使われますが、そこから転じて、何かの活動の先頭になる位置という用い方でも見聞きする表現です。
ビジネスにおいてはこの後者で使われることになり、「このプロジェクトは、○○さんに陣頭に立って引っ張ってもらいたい」などと用いられます。
この使い方では、○○さんに先頭の位置で、いわゆるリーダーの立場になって欲しいと言っていると解釈でき、自分がそのような役になると「私が陣頭に立つつもりです」のように用いることもできます。
「陣頭」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「陣頭」をビジネスシーンで使う場合、それに立つと使うことで、先のようなリーダー的な立場という解釈になると考えていいでしょう。
そして、「陣頭指揮」という形で用いることも多く、先頭に立って色々な指示を出すことがそれにあたります。
その形では「彼に陣頭指揮をとってもらうことにした」といった使い方や「私が陣頭指揮をとります」といったように用いる例がよく見られ、大きなプロジェクトを起こしたり、新しい部署を開設した時に、誰がそのリーダーになってそういったことを行うと使う場合が多いです。
「陣頭」を使った例文
・『彼に陣頭に立ってもらったものの、期待していたほど効率が上がっていないように見える』
・『このプロジェクトは誰が陣頭指揮をとるかによって、大きく成果が変わりそうだ』
「陣頭」の類語や言い替え
・『先陣』
戦闘行為において、先頭になる位置という意味で用いられます。
「先陣を切る」のような使い方になり、リーダー的な立場から何かを行うという解釈とは少し異なりますが、「彼が先陣を切って交渉に挑んでいる」といったような使い方をすると、先頭で交渉をしてくれているといった意味になり、ビジネスシーンでもそのように用いられることがあります。
まとめ
「陣頭」は、ビジネスシーンでは先頭になる位置の表現として用いられます。
それに立つとすることで、何かのリーダーになるという立場という解釈になり、「陣頭指揮」と使うと、その位置から指示を出すことになり、それをとると用いて、そういう立場になるという意味で使われています。
