「難しいとは思いますがご検討」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「難しいとは思いますがご検討」とは?
「難しいとは思いますがご検討」とは、ビジネスで使う会話やメールなどにおいて「困難な依頼であることは承知しておりますがご協力」または「厳しい状況であることは存じておりますが何卒」などという意味合いで使われている言い回しです。
長い期間にわたって複数の企業や組織などと共に取引やプロジェクトなどを執り行っていく過程では、関係各所でさまざまな案件や事案などについて調整を重ねていきますが、それらのコミュニケーションの場で関係者に向けて簡単ではないお願いをしなければならない場合などに使用されています。
「難しいとは思いますがご検討」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「難しいとは思いますがご検討」とは、「ご負担になってしまうことは理解しておりますがご考慮いただけますようお願い申し上げます」ないし「いまだかつてない難局を迎えていることは認識しておりますがお力添えをいただけますと幸いです」などという意味合いで用いられている文言です。
ビジネス上で通常付き合いのある業務関係者や事業協力者などに向けて、自らや自社からの依頼やお願いなどを受けてもらいたい場合などに使われている表現で、相手の状況に心づかいを示しつつもどうにかしてご尽力をいただきたい旨などを伝えることができる言い回しです。
「難しいとは思いますがご検討」を使った例文
・『昨年御社よりご納入いただきました商品における売れ残り分につきましての返品対応の件は、難しいとは思いますがご検討いただけますとありがたく存じます』
・『今週末に迫っております打ち合わせの開始時間をご変更いただきたいので、大変難しいとは思いますがご検討いただけますと非常に助かります』
「難しいとは思いますがご検討」の類語や言い替え
・『難儀なお願いであるとは存じますがご調整』
・『容易ではない依頼となりまして恐縮ではございますがご支援』
・『お忙しいところ申し訳ありませんがお支え』
まとめ
「難しいとは思いますがご検討」とは、ビジネスシーンにおいて「けっして簡単なことではございませんがご了承いただけますとうれしく思います」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。