ここでは「雨天決行」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「雨天決行」とは?
「雨天決行」は、雨が降った場合でもそのまま行うという意味になります。
野外で行われるイベントなどの催し物を対象に、「当日は雨天決行です」のような使い方になり、雨が降ったことで中止にはしないと伝えたい時に用いられます。
要は、雨が降ろうが中止にはしないと言っており、少なからず何かしらの面でそれによる影響が出ると考えられる催し物に対して使われると考えてください。
雨によって中止になるかも知れないと考える人に対しての連絡や掲示になるので、全て屋内で行うため、ほぼ雨の影響がない(それによる中止には及ばない)時に用いることはまずありません。
「雨天決行」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「雨天決行」は、雨が降っても中止にはしないという使い方になる表現です。
その意味に違わなければどのように用いてもよく、「野外での開催ですが、雨天決行となっています」、「代替の日程がありませんので、雨天決行とさせていただきます」などと前後の文脈は問いません。
文章の流れに沿うように、この四文字熟語としてではなく、「雨天でも決行します」のような使い方をすることもできます。
そのような場合も含めて文章向けの表現で、使える時期は問いませんが、時節柄、雨の日が多い毎年6月の梅雨時などによく見られます。
「雨天決行」を使った例文
・『天気のあまりよくない毎日ですが、このイベントは雨天決行となります』
・『問い合わせてみたところ、その日は雨天決行とのことですので、よろしくお願いいたします』
「雨天決行」の類語や言い替え
・『雨天中止』
この「中止」とすると、雨が降った場合には中止にするという「雨天決行」とは反対の意味になります。
やはり屋外で雨の影響が考えられる催し物に対して用いられる表現で、その場合には代替の日程があるといった時には、それも一緒に添えて使うことができます。
まとめ
「雨天決行」は、雨が降っても開催すると伝えるための表現です。
その影響が少しでも考えられる野外でのイベントなどに対して用いられ、そのようになると個別に連絡、またはホームページに掲示するなどいう使い方になります。