仏事にまつわる席で、お礼の気持ちを添えたいことがあります。
「霊前に供えさせていただきます」の正しい使い方と例文を学んでいきましょう。
「霊前に供えさせていただきます」とは?
この場合の「霊前」とは、亡くなられた方の目の前をあらわします。
御位牌や写真、仏壇などを示しています。
また「供えさせていただきます」は供養のためにいただいたお品物を、霊前に飾ることを述べています。
そのため「霊前に供えさせていただきます」で「故人のもとに、ありがたく供えさせてもらいました。
ありがとうございます」と解釈できます。
葬儀や法事のために、知人からお供え物をいただいた時のお礼文といえるでしょう。
「霊前に供えさせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
身内が亡くなった時に、知人の方から弔電や供花をいただくことがあります。
いただいた志を無駄にしないために、相手の方に適切にお礼の言葉を届けていきましょう。
「霊前に供えさせていただきます」は頂き物を頂戴した時の、お礼のひと言です。
その場でお礼を伝えたい時、すぐに電話をかけた時に取り入れていきましょう。
後日お礼状をお送りする際は「霊前に供えさせていただきました」と過去形の表記にすると、違和感のない自然な文になるでしょう。
「霊前に供えさせていただきます」を使った例文
・『立派なお供え物、ありがとうございました。霊前に供えさせていただきます』
・『故人の好きな物ばかりです。さっそく霊前に供えさせていただきます』
「霊前に供えさせていただきます」の類語や言い替え
似ている言い方に「霊前に飾らせていただきます」があります。
供花や果物の盛り合わせをいただいた時など、大きなものを頂戴した時に用いてみましょう。
言い替えに「お心遣いをいただき、ありがとうございました」が挙げられます。
まとめ
「霊前に供えさせていただきます」を解説しました。
色々な敬語を心得ていると、フォーマルな場でも落ちついた対応が取れます。
大人の教養を身につけていきましょう。