「面映(おもは)ゆく存じております」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「面映ゆく存じております」とは?
「面映ゆく存じております」とは、ビジネスで使われる会話やメールなどにおいて、相手から過分なお褒めの言葉や評価などをもらった場合などに用いられている言い回しです。
「恐れ多いと思っております」あるいは「勿体ないほどの高評価をいただきまして恐縮しております」などという意味合いで使われており、相手と顔を合わせることがなんとなく照れくさかったり、くすぐったい感じがするような気持ちを表現したい場合などに使用されています。
「面映ゆく存じております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「面映ゆく存じております」とは、「身の丈に合わないお褒めをいただきましてうれしさと共に気恥ずかしさも覚えております」ないし「自分には相応しいとは思えないほどの身に余るお言葉を頂戴し落ち着かない気持ちに包まれております」などという意味合いで用いられている表現です。
通常取引や商売などを行っている得意先や顧客、もしくは自分が所属している企業の上役などから、自分の仕事ぶりや業務への取り組み方などを称えてもらえた場合の光栄に思う気持ちと恐れ多い思いが入り交じっている感情を示すことができる文言で、同時に今後の展望や新たな意気込みなどについてもできる限り触れておくと、相手に与える印象は一層丁寧なものになります。
「面映ゆく存じております」を使った例文
・『この度御社に納品させていただきました弊社の新しい製品につきまして今までにない高い評価をいただきまして、面映ゆく存じております』
・『今年から始めました弊社の新しい取り組みにつきまして御社より一定の評価をいただけましたので、面映ゆく存じております』
「面映ゆく存じております」の類語や言い替え
・『ありがたいと同時に気恥ずかしい気持ちもございます』
・『きまりが良くない感じに包まれております』
・『とんでもないことだと思っております』
まとめ
「面映ゆく存じております」とは、ビジネスの場において「滅相もないことだと認識しております」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。