この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「御社に入社した暁には」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「御社に入社した暁には」とは?
「御社に入社した暁には」のフレーズにおける「御社」の読みは「おんしゃ」で、「相手の会社」を指す敬称です。
次の「入社」は言うまでもなく「社員として会社に就職すること」を意味する言葉です。
そして最後の「暁には」の読みは「あかつきには」で、「物事が実現、成功した時点には」との意味の表現です。
したがって「御社に入社した暁には」のフレーズは「この会社に社員として就職が実現した時点には」といった意味の丁寧な表現となります。
「御社に入社した暁には」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「御社に入社した暁には」は、就職面接で採用された場合の抱負を聞かれた際に、その返答でよく使われるフレーズです。
このフレーズの後ろには、会社でどんな活躍をしたいと考えているかの抱負が続けて語られます。
このフレーズで、相手の会社の敬称として「御社」を使っていますが、同じ会社の敬称として「貴社」があります。
違いとしては「御社」は話し言葉で使われ、「貴社」は書き言葉で使われということです。
このフレーズは面接等の話し言葉として使われるので、正しく使い方だと言えます。
また、「暁」は「太陽が昇り始める前のほんの少し明るいタイミング」を指す言葉で、そこから転じて「待ち望んでいたことが実現すること」との意味になったものです。
「御社に入社した暁には」を使った例文
・『御社に入社した暁には、大学院で学んだことを基礎として、研究部門で頑張りたいと思っています』
・『御社に入社した暁には、英語のスキルを活かして海外営業で活躍したいと存じます』
「御社に入社した暁には」の類語や言い換え
「入社」の類語としては「就職」や「採用」が挙げられ、また「暁」の類語としては「際」や「時」等が挙げられます。
したがって「御社に入社した暁には」のフレーズは「御社に就職した際には」や「御社に採用された時には」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「御社に入社した暁には」のフレーズは「この会社に社員として就職が実現した時点には」といった意味の丁寧な表現です。