「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」とは?

「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」のフレーズにおけるいくつかの言葉を最初に説明します。

「新たな」「新しい」との意味です。

また「励む」「心を打ち込んで努めること」を意味する言葉です。

そして「所存」の読みは、「心に思うところ」「考え」といった意味の言葉で、「所存です」「するつもりです」といった意味の謙譲語表現になります。

したがって「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」「新しい気持ちで仕事に心を打ち込んで努めていきたいつもりです」といった意味の敬語表現になります。

以上の意味から「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」のフレーズは、何となく違和感のある表現であることが分かります。

「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」とのフレーズが正しい表現となります。

「所存です」「するつもり」との意味で、「たい」が表す願望や想いが込められ言葉であり、「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」とすると、この願望や想いが重ねられた表現となってしまい、違和感のある表現となるのです。

以降では正しい「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」のフレーズとして、説明を続けます。


「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」のフレーズは、新年を迎えて気分を一新して頑張るとの意味で使われたり、新たな職場に異動になった際に、新たな気持ちで仕事に取り組むんでいくとの決意を表す言葉としてよく使われます。

ちなみに、「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」は、「所存」を使った正しいフレーズは「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」だと説明しましたが、「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい」を活かして正しい表現にしたい場合は「新たな気持ちで仕事に励んでいきたいと存じます」と言い換えると、正しい表現となります。


「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」を使った例文

・『新天地に転勤となり、新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です』
・『新年を迎え、新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です』

「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」の類語や言い換え

「新たな気持ち」「心機一転」「気分を一新」等と言い換えることが出来るので、「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」のフレーズは、「心機一転仕事に励んでいく所存です」「気分を一新して仕事に励んでいく所存です」と言い換えることが出来ます。

まとめ

首題の「新たな気持ちで仕事に励んでいきたい所存です」のフレーズは間違い表現で、正しくは「新たな気持ちで仕事に励んでいく所存です」とすべきです。

「新しい気持ちで仕事に心を打ち込んで努めていくつもりです」といった意味の敬語表現です。

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