ここでは「最期になりましたが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「最期になりましたが」とは?
「最期になりましたが」は、このままではあまり用いられない表現です。
と言うのも、この「最期」は人の一生の終わりに対して使われている言葉で、「最期にこのように言い遺しました」などと使われます。
よって、用いるとしたら、葬儀場などで「最期になりましたが、故人へのお別れを〜」のような形になり、それ以外の使い方はほとんどありません。
そのため、ここではそのままでの使い方はここまでに留めて、こちらより一般的な「最後になりましたが」の表現の解説を続けます。
こちらは何かの話を一通りした後に、最後にもう1つ伝えたい内容がある場合や、締めの挨拶の前によく用いられており、共にこの表現の後にその内容を続けます。
「最後になりましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ここからは「最後になりましたが」として説明を続けますが、先のように、もう一言何かを伝えたい場合に用いる例がまず挙げられます。
そして、何かがそれで終わりだという意味で、毎週行っていた会議がその週で終わりになる場合に「今週で最後になりましたが〜」とその回で最後だという用い方をしたり、何かの個数が終わりになる時に「これで最後になりましたが、もらっていない人は居ませんか」などと使われています。
このように、それで何かが最後になるという用い方であれば、特に対象は選ばず使うことができる表現です。
「最後になりましたが」を使った例文
・『最後になりましたが、くれぐれも暑さには注意の上、行動をお願いします』
・『最後になりましたが、ご清聴ありがとうございました』
「最後になりましたが」の類語や言い替え
・『末筆ながら』
「最後になりましたが」は、口語で用いられることが多いですが、こちらは文章専門の言い替え表現になります。
このように使い、この後にもう一言述べたい内容を続けるといった用い方をすることが多く、手紙の類いはもちろん、メールでもよく使われています。
まとめ
「最後になりましたが」は、もう一言述べておきたいという時に、その前に使う表現になります。
最後の挨拶の前に用いることも多く、「最期」とする使い方は人の一生の終わりのことになるため、間違えてそちらを用いないように注意してください。