ここでは「追って」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「追って」とは?
「追って」は、口語、文章を問わず、2つの意味で用いられます。
1つ目は、追いかけるという意味で、「あの人を追ってください」などと、誰かをそうして欲しいという使い方です。
こちらの場合には「追いかけて」と言い替えることができ、見た目のままの表現になりますが、もう1つは「後から」という意味になる用い方で、「その件に関しましては、追ってご連絡いたします」、「彼女は後ほど追って来る予定です」などと使う場合です。
前者は特に解説する必要はないと思いますが、そちらから転じて、「後から追いかけて」という解釈で後者の意味で使われるようになったと考えていいでしょう。
「追って」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「追って」は、先のように2つの意味がありますが、「後から」という方でビジネスシーンでもよく使われている表現です。
「それは今は分かりませんので、情報が入り次第追ってお知らせいたします」のような使い方が定番で、使う相手は特に選ばない表現です。
また、少し変わった用い方として、「これからも最新情報を追ってまいります」といったように、「追いかけて」という最初に紹介した意味で、人などではなく、何かの情報や動向をその対象にした使い方をする場合もあり、このような用い方もまま見聞きする表現です。
「追って」を使った例文
・『忘れ物をしたまま出掛けてしまった彼の車を追って、急いで追いかけた』
・『新しいことが分かりましたら、追ってすぐにご連絡いたします』
「追って」の類語や言い替え
・『追っつけ』
こちらも「後から」という意味になる表現で、「彼は追っつけやってくる予定だ」などという使い方になります。
「追って」をそのように使う場合の言い替えになりますが、同じ「後から」でも「追ってご連絡いたします」などという使い方の置き換えには向いていないので、比較的使える幅が狭い表現です。
まとめ
「追って」は、追いかける、後からといった意味で用いられています。
後者の意味でビジネスシーンでも「追って連絡します」のように使う例がよく見られ、どのような使い方でも相手に対して失礼になることはない表現です。