この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「進めております」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「進めております」とは?
「進めております」のフレーズにおける「進める」とは、「予定の手順に従って、物事を進行させること」を意味する言葉です。
また次の「おります」は、「います」の「いる」を謙譲語Ⅱ(丁重語)の「おる」に換えたもので、「います」のより丁寧な表現となります。
したがって「進めております」は「進めている」や「進めています」の敬語表現となります。
「進めております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「進めております」のフレーズは、相手も方から何かの進捗状況を尋ねられた際に、「完了していないが、現在進めているところです」といった意味の返答として使われる表現です。
ビジネスシーンでは、この「進めております」の前に、何を進めているのかを示す言葉を添えて、「準備を進めております」や「調査を進めております」や「作業を進めております」との表現がよく使われます。
また、進める姿勢を示す言葉を添えて「鋭意進めております」や「全社を挙げて進めております」と使われたり、進み具合を表現する言葉を添えて「計画通り進めております」や「予定通り進めております」等の表現で使われることもあります。
ちなみに、このフレーズはすでに着手している場合に使われる敬語表現ですが、これから「進める」場合や予定の場合は、「進めて参ります」や「進めて行く所存です」とのフレーズが使われます。
「進めております」を使った例文
・『現在、全力を上げて作業を進めております。ご不便をおかけしますが、今しばらくお待ちくださいませ』
・『只今準備を進めております。完了の予定日が決まれば、改めてお知らせいたします』
・『全社を挙げて進めておりますので、よろしくご理解の程お願い申し上げます』
「進めております」の類語や言い換え
「進める」の類語としては「推進する」や「実行する」や「進行する」等が挙げられます。
したがって「進めております」のフレーズは、「推進しております」や「実行しております」や「進行しております」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「進めております」は「進めている」や「進めています」の敬語表現です。
相手も方から何かの進捗状況を尋ねられた際に、「完了していないが、現在進めているところです」といった意味の返答として使われる表現です。
