メールや文書で「間違いがあればご指摘ください」という表現を目にすることが多いかと思います。
割とわかりやすい表現ではありますが、ここで更に掘り下げて解説いたしますのでご参照ください。
「間違いがあればご指摘ください」とは?
「間違いがあればご指摘ください」とは、相手に対する連絡や説明などに間違いがある場合に、その相手に問題箇所を気兼ねなく指摘してくれるように依頼する表現です。
これは文書にも会話にも用いることが可能で、間違いの内容については、数値や日付、提示条件など、「間違い」であればなんでも対象となるものと考えましょう。
このフレーズを挟むことにより、相手にこちらへのクレームをしやすくするという、心的ハードルを下げる意図があります。
「間違いがあればご指摘ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
文書においては、最終的なまとめとして記述する方が無難な表現ですが、会話で使用する場合はやや注意が必要かもしれません。
文書の場合には後から情報を見返すことも出来ますが、会話や口頭の中では流れの中で記憶がはっきりしなくなることが多いからです。
短い項目ごとに「間違いがあればご指摘ください」と相手にその都度伝えておく方が、より正確な情報を共有出来ます。
また、ビジネスシーンにおいて相手に伝えたり提示する情報については、基本的に間違いがないことが前提です。
ですから、この表現には「万が一」という意図が隠されていることを意識しましょう。
「間違いがあればご指摘ください」を使った例文
それでは、具体的にどんな使い方があるか見てみましょう。
・『送付させていただいた契約書に、もし間違いがあればご指摘ください』
・『開催日時について間違いがあればご指摘ください』
・『発注数について万が一間違いがあればご指摘ください』
以上のようなケースが考えられますが、「もし」や「万が一」を前に置いて、「こららとしてもチェックを念入りにしたつもりではありますが」という意図を強調するのも手です。
「間違いがあればご指摘ください」の類語を使った言いかえ
「間違い」は「問題点」「もんだいてん」や「疑問点」「ぎもんてん」あるいは「誤り」「あやまり」などで置き換えられます。
「問題点がありましたらご指摘ください」や「誤りがあればご指摘ください」と言った形で言い換えられます。
より敬語表現を強調したい場合には、「間違いがございましたらご指摘いただけますと幸いです」などと言う表現も可能です。
まとめ
「間違いがあればご指摘ください」とは、相手にこちらから伝達あるいは提示した情報について、会話中でも文中でも相手に誤りを指摘してほしい時に用いる表現です。
このフレーズを使用することで、相手が間違いを指摘しやすい心理状態にすることを目的としています。