「雨水の候」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「雨水の候」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「雨水の候」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「雨水の候」とは?

「雨水の候」のフレーズにおける「雨水」の読みは「うすい」で、「二十四節気の一つである雨水」を指す言葉です。

また、「候」「時期、時候」を表す言葉です。

したがって、「雨水の候」のフレーズは「雨水の時期」との意味なります。


「雨水の候」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「雨水の候」のフレーズは、「二十四節気の雨水の時期」との意味で、時候の挨拶で使われるフレーズです。

「雨水」との節気は、余り聞き慣れませんが、「積もっていた雪も溶け出し、空からも雪ではなく雨が降るようになる頃」を意味して付けられたもので、2月19 日ごろから3月5日ごろを指して使われます。

「雨水」との言葉から「梅雨の季節」が連想され、間違い易い時候の言葉と言え、注意が必要です。

また、日本列島は南北に長く、「雨水の時期」には、北海道などではまだ雪が降る季節であり、二十四節気から来た暦上の表現とは言え、余りにも実際の季節感とかけ離れた感じを受けられることもあります。

したがって、このフレーズを使う際には、こうした点も配慮すべきと言えます。

この「雨水の候」は、手紙やメールの冒頭の時候の挨拶で使われるフレーズで、その後ろには「いかがお過ごしでしょうか」「お元気にお過ごしのことと存じます」等と、相手の方を気遣う言葉が続けられます。


「雨水の候」を使った例文

・『雨水の候、貴社ますますご清祥のこことお慶び申し上げます』
・『雨水の候、皆様方にはお元気でお過ごしのことと存じます』
・『雨水の候、お変わりなくお過ごしでしょうか』

「雨水の候」の類語や言い換え

「雨水の候」の意味からの言い換えではなく、このフレーズと同じ2月に使える時候の表現としては、「立春の候」「余寒の候」「春寒の候」「向春の候」等が挙げられます。

まとめ

「雨水の候」のフレーズは「雨水の時期」との意味で、時候の挨拶で使われる表現です。

「雨水」は二十四節気の一つで、雪解けや雪が雨に代わって降り始める頃を意味して付けられたもので、この時候のフレーズは2月中旬から3月上旬に使うことが出来ます。

ただし、二十四節気の「雨水」の持つ意味が、北海道などではかけ離れた季節感の言葉だと言えるので、使用する際には注意が必要です。

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