「いかがなものかと存じます」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語の言い替え」を分かりやすく解説していきます。
「いかがなものかと存じます」とは?
「いかがなものかと存じます」とは、「どのようなものかと思います」を意味しているビジネス用語です。
「いかがなものかと存じます」というのは、「相手の行為・態度・言葉などに対して、それが正しいという確信が持てないこと」を含意しています。
「いかがなものかと存じます」は、「相手の振るまいや言動に対して疑問・批判・不審を抱いていること」を示唆しているのです。
「存じます」は、「思います」の謙譲語です。
「いかがなものかと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「いかがなものかと存じます」のビジネスでの使い方は、「どのようなものかと思います」を意味して使う使い方になります。
「いかがなものかと存じます」は、「相手の言動に対して正しいと思っていない場合、何らかの疑念や反対(不賛成)を抱いている場合」に使われる言葉なのです。
対面して会話をする話し言葉でも、メール・手紙における書き言葉でもどちらも使うことができます。
使うときの注意点は、「相手の振るまいや行動・発言に対して、自分が納得できていないとき(=相手の言動があまり正しいと思えていないとき)」にしか使えないということです。
「いかがなものかと存じます」を使った例文
・『いくら相手に非があるといっても上司に対してその乱暴な物言いはいかがなものかと存じます』
・『法律に違反してしまう恐れもあるそのビジネスのイレギュラーな手法は、いかがなものかと存じます』
・『お客様からのご意見を全て聞く価値のないクレームとして切り捨ててしまうのはいかがなものかと存じます』
「いかがなものかと存じます」の類語での言いかえ
「いかがなものかと存じます」の類語での言いかえを紹介します。
「いかがなものかと存じます」の類似表現
・『いかがなものかと思います』
・『いかがなものでございましょうか』
・『全面的に賛成はできかねます』
・『疑問点がございます』
・『納得しかねるところがございます』
「いかがなものかと存じます」を敬語ではない言い方に言い換えると、「いかがなものかと思います」になります。
相手に丁寧に疑問点を問いかける類似表現に、「いかがなものでございましょうか」があります。
「いかがなものかと存じます」には、「相手の振るまいに疑問があり賛成することができない」といった意味のニュアンスがあります。
その意味合いから、「全面的に賛成はできかねます」や「納得しかねるところがございます」といった言葉も類似表現になります。
まとめ
「いかがなものかと存じます」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「いかがなものかと存じます」の意味・使い方・例文・類語を知りたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。