「お貸しする」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お貸しする」とは? ビジネス用語

ここでは「お貸しする」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お貸しする」とは?

「お貸しする」は、丁寧に何かを貸すと言っている表現です。

その相手に下から用いる謙譲表現になり、物理的な品物だけでなく、人や施設といった対象までそのように使うことができ、「もし人数が足りなければ、弊社から何人かお貸しすることもできます」などという使い方もよく見聞きします。

他の使い方をする場合はともかく、この「貸す」という表現で人をそれと使うのは当然失礼にあたりますが、先の使い方のような自社の人間を他社にといった用い方であれば特に問題はなく、上司であろうとそういった時には呼び捨てにするのと同じだと考えてください。


「お貸しする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お貸しする」は、先のように色々な対象をそれと用いることができます。

ただし、「貸す」からには返してもらえる、またはそれに相当する行為を行ってもらえるのが前提となり、品物の場合はそのまま返却という形で、施設の類いであれば元の状態に戻してもらえると考えてよく、「この部屋をお貸しすることができます」とそれを誰かに「貸した」時には、いわゆる現状復帰をしてもらえると考えていいでしょう。

「それをお貸しするには〜」のような貸すための条件をつける用い方をすることもでき、口語、文章を問わず使うことができます。


「お貸しする」を使った例文

・『こちらをお貸しすることができますので、お帰りの際にご返却ください』
・『当社では1万円単位でお貸しすることができます』

「お貸しする」の類語や言い替え

・『お借りする』
逆の「借りる」場合に使う表現になり、こちらも謙譲表現です。

「○○をお借りすることはできませんか」のように、何かを借りることはできないかと使うための表現で、「どうしたらお借りすることができますか」といったような使い方をしてもよく、対象は「お貸しする」の場合と同様になります。

そして、借りたものは返すことが前提になるという点も一緒です。

まとめ

「お貸しする」は、丁寧に貸すと伝えるための表現になります。

それができる、そのためにはこのような条件になるといったように用いられており、人をそうすると使うこともできますが、その場合には該当の人に対して失礼にならないように注意してください。

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