ここでは「日時変更をお願いいただけないでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「日時変更をお願いいただけないでしょうか」とは?
「日時変更をお願いいただけないでしょうか」は、一度決まった日時を変更して欲しいとお願いする時に使います。
それがどんな予定であっても使うことができ、いただけないかと謙譲表現にしていることから、他社や目上の人に対して使っても失礼になることはありません。
ですが、決まったものを変更して欲しいというお願いになるため、丁寧な言葉遣いではあるものの、それを聞いてもらえるとは限りません。
その場合には諦めるしかありませんが、この表現を使って聞いてもらえないのであれは仕方がないというもので、元々無理だったと考えていいでしょう。
「日時変更をお願いいただけないでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「日時変更をお願いいただけないでしょうか」は、例えば、10月15日の13時と決まっていた待ち合わせの時間を同じ日の14時にしてもらえないか、日付だけ変えて16日にしてもらえないか、どちらも変えて10月22日の15時にしてもらえないかのように、日時のどちらか一方、もしくは両方とも変えて欲しいと使える表現になります。
日付だけ、時間だけの場合は「日時」と使う必要もないと思われるかも知れませんが、そのような時でもこの「日時」とするのがビジネスでは一般的で、予定時間の変更のお願いはこの形で覚えてしまって構いません。
口頭、文章のどちらでも使うことができ、口頭の場合は「日時の変更を~」と間に「を」入れて使うことが多いです。
「日時変更をお願いいただけないでしょうか」を使った例文
・『恐れ入りますが、ミーティングの日時変更をお願いいただけないでしょうか』
・『急な仕事が入ってしまいまして、申し訳ありませんが日時変更をお願いいただけないでしょうか』
「日時変更をお願いいただけないでしょうか」の類語や言い替え
・『日程のリスケをお願いいただけないでしょうか』
この「リスケ」は、リスケジュールを略した表現で、近年ビジネスシーンで色々と使われるカタカナ語の1つです。
スケジュールを見直すことを意味し、「日程のリスケ」とすることで、日時変更のこととして使うことができます。
この手のカタカナ語は年配の人にはあまり向いていると言えないため、使う相手を選ぶ表現です。
尚、「リスケ」は金融業界では返済計画の見直しのこととして使われる言葉のため、その業界が絡む場合には使わない方がいいかも知れません。
まとめ
「日時変更をお願いいただけないでしょうか」は、一度決めた日時を変更して欲しいと遣う表現になります。
予定として立てたものを決め直したいと言っているため、必ずしも聞いてもらえるとは限らないと覚えておきましょう。