ここでは「とりあえず」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「とりあえず」とは?
「とりあえず」は、まずは、という意味になります。
いくつかのことを行う必要ことがある場合に、それから始めると「とりあえず、これから行ってみます」などといった使ったり、特に行う必要はないものの、それを始めてみようかと用いる場合がある表現です。
これらを特に分けて考える必要はなく、それから行う、始めるという意味になる問題なく、それを一番にする必要はないが、そうしてみる、そうしてみたといったように口語、文章を問わず使われています。
それほどそれを行うことを重視している訳ではないというニュアンスに聞こえることが多いので、最初には絶対これだといった場合にはあまり使うべきではありません。
「とりあえず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「とりあえず」の元の解釈は、必ずそれから、それが第一だといった意味でした。
よって、先に解説したような、特にそれを一番にする必要はないがまずは、といった意味は、後からそのように変化したものです。
本来の意味がそちらだと、どちらで解釈していいのかと迷うシーンがありそうなものですが、現代では必ずそれからといったように使うことはほぼないと考えて構わないので、無理にそのように解釈する必要はありません。
間に合わせで、という使い方をすることもでき、「とりあえず、応急処置だけしておこう」のような使い方がそれにあたると考えていいでしょう。
「とりあえず」を使った例文
・『とりあえず、この本から読んでみたいと思います』
・『とりあえずは今の手順のままで構わないが、もう少し効率的な方法がないか考えてみたい』
「とりあえず」の類語や言い替え
・『さしあたって』
こちらも、「まずは」と言い替えることができる表現です。
「とりあえず」を難しくした表現だと考えてよく、遭えてこのように使うことで目上の人、特に年配の相手に対して用いるのに適している場合があります。
それは、「とりあえず」とするよりも、見た目や聞こえにその場しのぎ感がなくなるためです。
まとめ
「とりあえず」は、「まずは」と言い替えられる表現です。
それを最初にする必要はないが、そうしてみるという使い方になると覚えておけばよく、いくつかやることや方法があるうち、最初にそれを行うことにする、選んでみるという用い方になります。