ここでは「もしかしたら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「もしかしたら」とは?
「もしかしたら」は、可能性はそれほど高くないものの、そうなるかも知れないという意味で用いる表現になります。
「この後、もしかしたら雨が降るかも知れない」のような使い方になり、この場合、それほど可能性として高いとは思えないが、雨が降ることがあるかも知れないと言っています。
そうなるかも知れないと思うことがあれば、その対象を特に選ばずに使うことができますが、先のように、その可能性はそれほどないと思われるが、念のために言っておいた方がいいだろうといった内容を続けて使う表現です。
「もしかしたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「もしかしたら」は、そういうことがあってもおかしくないという解釈で捉えてもかまいません。
そのように考えた方が分かりやすく、「彼はもしかしたら来ないかも知れない」と使った時には、何らかの事情などから来ない可能性が少なからずあると言っていると考えてください。
また、その可能性はそう高くはないがと用いるものの、余計な心配をかけることになる使い方はしないように注意してください。
簡単な例では、十分な実績があり、まず大丈夫だと思われることに対し、「もしかしたら今回は駄目かも知れない」と用いるような場合で、明らかに余計な一言です。
「もしかしたら」を使った例文
・『この台風だと、明日はもしかしたら休みになるかも知れない』
・『交渉次第では、もしかしたらもう少し有利に運ぶ可能性がある』
「もしかしたら」の類語や言い替え
・『ひょっとすると』
このように用いても意味はほとんど同じで、言い替え表現になります。
ですが、「もしかしたら」と比べるとカジュアルな形なので、ビジネスシーンで用いるには向いておらず、気心の知れた仲のいい友人同士や同僚との会話で使われることが多いです。
まとめ
「もしかしたら」は、頻度としては高くないと思うが、そうなる可能性があるという使い方になります。
そのため、ちょっとした注意やあってもおかしくないと思われる内容を続けて用いますが、必要以上な心配をさせてしまうような使い方はしないように気をつけてください。