この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「安堵しました」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「安堵しました」とは?
「安堵しました」のフレーズにおける「安堵」の読みは「あんど」で、「気がかりなことが除かれ、安心すること」を意味する言葉です。
ちなみに、「安堵」の熟語の「安」の漢字には「心配がないこと」との意味があり、また「堵」の漢字は「土で固めた塀」の意味を持っており、その塀で封建時代の領地は守られていました。
そこで当時は「領地が保全されること」を「安堵」と表現していました。
そこから転じて、「安堵」は先の意味となったそうです。
そして、次の「しました」は「する」に、丁寧語の「ます」の過去形の「ました」が付けられた表現です。
したがって「安堵しました」のフレーズは「気がかりなことがなくなり、安心した」との意味の丁寧な表現となります。
「安堵しました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「安堵しました」のフレーズは、非常に気がかりで心配していたことが、大丈夫であったり、大したことがないことが分かった時に、告げられる言葉です。
例えば、納品した設備に不具合があると取引先から連絡があり、技術サービス員をすぐに派遣した結果、その技術者から相手の方の操作ミスで設備の不具合ではないと報告を受けたような場面で、「その報告を受けて、安堵しました」と使われます。
また、職場の仲間や上司等が交通事故で入院したと一方を受け、非常に心配したけれど、骨折と打ち身で1週間足らずで退院できると知った場面で、「ケガが大したことがないことを聞いて、安堵しました」と使われたりもします。
「安堵しました」を使った例文
・『その結果を聞いて、本当に安堵しました』
・『現場確認に出かけた部下の報告を受けて、ようやく安堵しました』
・『1週間もすれば退院できると伺って、安堵しました』
「安堵しました」の類語や言い換え
「安堵する」の類語としては「安心する」や「ほっとする」や「胸を撫で下ろす」等が挙げられます。
したがって「安堵しました」のフレーズは、「安心しました」や「ほっとしました」や「胸を撫で下ろしました」と言い換えることが出来ます。
また「する」を謙譲語の「いたす」に換えて「安堵いたしました」との敬語表現に言い換えることも可能です。
まとめ
「安堵しました」のフレーズは「気がかりなことがなくなり、安心した」との意味の丁寧な表現となります。
心配していたことが、大丈夫であったり、大したことがないことが分かった時に使われるフレーズです。