ここでは「心身共に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「心身共に」とは?
「心身共に」は、精神的なものと肉体的なものの両方が、という意味になります。
「3日ほど休暇をとったので、心身共にリフレッシュすることができました」のような使い方をする表現で、その例のように、そのどちらもどのような状態だといったように用います。
ビジネスシーンでは、大変な仕事をこなした後に、よく「心身共に疲れ果てました」などと使われることがあり、先のリフレッシュできたといったような用い方、またはそのどちらも衰弱したという二極化した使い方が多く見られます。
「心身共に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「心身共に」は、先のような使い方が二極化していると言える表現になりますが、精神的、肉体的などちらの面も大丈夫だといった意味で、「心身共に特に問題はありません」のように使うこともできます。
この用い方も含めると、そのどちらも回復できた、衰弱傾向にある、問題はないと大きく分けて三種類の使い方ができ、ややそのようだといったような用い方も加えることで、利用できるバリエーションが増える表現です。
口語、文章のどちらでも使うことができ、その両方で色々な場面で用いられています。
「心身共に」を使った例文
・『疲れている時に温泉に浸かると、心身共に生き返ったように感じる』
・『他社への常駐業務は、心身共に自社内での仕事よりとても疲れます』
「心身共に」の類語や言い替え
・『心と体が』
こちらも精神的なものと肉体的なものが、と使う表現になります。
「カウンセリングを受け、心と体がとても楽になりました」のように、「心身共に」の言い替え表現として用いることができ、文章で使う場合には「心と身体が」とした方が見栄えがいいため、そちらでよく見掛けます。
語尾を変えて、「心と体の両方が」という使い方をしてもよく、「心身共に」を少し砕いた表現だと考えていいでしょう。
まとめ
「心身共に」は、精神的、肉体的などちらの面も、という解釈で用いられています。
そのどちらもどのような状態だという使い方になり、ややそのようだ、そうなるつつあるなどという用い方をしてもよく、使う場面は特に選ばない表現です。