何かの分野でチャレンジをしようとする人に、「期待しております」と伝えられることがあります。
新人や若い人に用いられやすい言葉ですが、その正しい用法、相応しい言い換えについて考えてみることにしましょう。
「期待しております」とは?
将来にそれが実現することを信じ、望みをかけ待っていることを表す「期待」を用い、いるの謙譲語「おります」を付け、期待の気持ちを丁寧に伝える言葉です。
「期待しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
何かの仕事や物事にチャレンジをして活躍しようとしている人物に対し、「期待しております」と期待や応援の意味を込めて言うことがあります。
その場合は年上や目上の者が、新人や年下に声を掛けるケースが一般的です。
ただし若い者が目上の人に対して期待をすることは、信頼や尊敬を寄せていないと解釈がされ、失礼にあたる場合もあるので気をつけるべきでしょう。
「期待しております」を使った例文
・『今回も良い結果が得られるよう、社員一同で期待しております』
・『大いに期待しておりますので、存分に実力を発揮していただければと思います』
「期待しております」の類語や言い替え
「楽しみにしております」は、心がウキウキとした状態を表す「楽しみ」を使った言い方で、相手に期待し心待ちにするニュアンスが含まれています。
「心待ちにしております」は、心の中で期待して待つことを表す「心待ち」を用いた形です。
「願っております」は、希望が実現するように祈る意味の「願う」を用いて、相手の成功を期待する言い方となります。
まとめ
相手のチャレンジなどが成功するよう望んでいることを伝える言葉が、「期待しております」なのでした。
目上の人物が使う場合には問題がないですが、若い者が使う場合には失礼に当たるので注意が必要と言えます。
言い換えとしては、「楽しみにしております」などと言うのが適切です。