仕事が上手く行った際には、「指導のおかげ」と言ってお世話になった人を持ち上げることがあります。
感謝にも関わるこの表現の使い方や、適切な言い換えについて考えてみましょう。
「指導のおかげ」とは?
自分を適切な形で教え導いてくれた人がいたことで、良い結果を出すことができた時に用いられる表現です。
指導者を立てる意味で使われます。
「指導のおかげ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事や試験を成功に繋げるために、先生や上司などから学問や技術的なことで指導を受けることは珍しくないことです。
その指導の甲斐あって上達や合格などの好結果に結びついた時、「指導のおかげ」と言うことになります。
用いる時にはこうした結果になったことを説明したり、相手を立てるために感謝の気持を述べることが必要です。
指導のおかげと言うだけでは敬う気持ちや丁寧さに欠けるので、適切な言い換えが必要かも知れません。
「指導のおかげ」を使った例文
・『この結果に至ったのも、ご指導のおかげだと思っています』
・『◯◯君が成功できたのも、先生方のご指導のおかげさまです』
「指導のおかげ」の類語や言い替え
「ご指導いただいたおかげ」は、もらうの謙譲語となる「いただく」を用いて相手を敬う意味を込めた表現です。
「ご指導のおかげさま」は、おかげに「さま(様)を付けることで一層丁寧な印象にしています。
「ご指導の賜物」は、ある過程を経て得られた良い結果を意味する「賜物」を使った、丁寧な表現です。
「ご教示のおかげ」は、指導者が教え示すことを表す「ご教示」を使って同じような意味になります。
まとめ
教える人がいたことで良い結果に繋がった時に使われるのが、「指導のおかげ」なのでした。
相手を立てる表現なので、感謝の気持を込めることが大切です。
別の表現に言い換えるなら、「ご指導のおかげさま」などを使ってみてください。