ここでは「本年を過ごすことができました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「本年を過ごすことができました」とは?
「本年を過ごすことができました」は、その年をどのように過ごしたかと誰かに伝える際に用いる表現です。
よって、その“どのように”とこの前に付け足して使うことになり、例えば、「特にこれといって変わったこともなく、本年を過ごすことができました」とすれば、大きなトラブルの類いも平穏な無かった1年だったと解釈することができます。
このように、特に大きなことも無い1年だったという使い方をすることが多いですが、「紆余曲折ありましたが、何とか無事に本年を過ごすことができました」のような用い方もよく見聞きします。
「本年を過ごすことができました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「本年を過ごすことができました」は、そうできたという報告になる表現のため、用いる時期としてはその年が終わりを迎える頃が最適ですが、12月に入ってからであれば特に問題なくいつでも使うことができます。
この時期にはいわゆる忘年会を開催することも多いですが、そこで「何とか本年を過ごすことができました」などと用いられることもあり、この場合も何とかとは言っていますが、大きな問題は無かったという意味になる使い方となっており、この手の用い方や、何かを集中的に行っていたといった使い方をする表現だと考えていいでしょう。
「本年を過ごすことができましたを使った例文
・『来年に備えた受験勉強に集中して本年を過ごすことができました』
・『色々とありましたが、健康に本年を過ごすことができました』
「本年を過ごすことができました」の類語や言い替え
・『今年も過ごすことができました』
同様に、特にトラブルのようなことがなくそうできたという使い方をする表現です。
「も」としているため、その前の年も同様だったという時にはこちらを使う方が向いており、「特に大きなこともなく、今年も過ごすことができました」といったように用いられています。
まとめ
「本年を過ごすことができました」は、どのように今年を過ごしたという使い方になります。
大きなこともなく、または何かに集中していたといったような用い方になることが多く、悪いことのあった1年だったと使うには向いていない表現です。
