この記事では、「間違いがありました」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「間違いがありました」とは?
「間違いがありました」は、こちらから送った書類やメールなどの内容に、正しくない部分があることを伝える丁寧な表現です。
「間違い+が+ありました」で成り立っている語で、「間違い」は「真実と違うこと」「しくじり・失敗」という意味、「が」は接続助詞、「ありました」は動詞「有る」の連用形「あり」に、丁寧語の助動詞「ます」の過去形が付いた語で、「あることが存在した」という意味、全体で「真実と違うことが存在した」の敬語表現になります。
「間違いがありました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「間違いがありました」は、相手に送った請求書や納品書などの日にちや金額、品番などに記載ミスがあったり、漢字表記が正しくないものである時、相手に伝えた情報が真実ではなかった時などに使われます。
自分達のミスであることを伝える表現ですので、より丁寧な表現にすることが大切です。
「間違い」は軽い表現、「ありました」はやや口語的ですので、言い換えを覚えておきましょう。
また、間違いが発覚した時には、速やかに正しい情報を相手に伝えたり、訂正したものと差し替えるなどの対応の早さも求められます。
「間違いがありました」の正しい敬語表現
「間違いがありました」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『誤りがございました』
「誤り(あやまり)」は「正しくないこと」「やりそこない」という意味で、「間違い」よりも硬い表現です。
「ございました」は動詞「ある」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」の過去形「ました」が付いた「ござりました」の音変化で、より丁寧な表現になります。
「間違いがありました」を使った例文
「間違いがありました」を使った例文は以下の通りです。
『先日送った会議の日程に間違いがありました』
メールや文書で送った会議の日にちや場所、時間などに記載ミスがあったことを伝えています。
こちらは社会向けのカジュアルな表現になります。
『資料の中で、グラフの単位に間違いがありました』
数値を表す際に、単位を間違えて記載したことを伝えています。
「間違いがありました」の類語や言い替え
「間違いがありました」の類語や言い替えは以下の通りです。
『不備な点がありました』
「不備(ふび)」は「必要なものが完全にはそろっていないこと」、転じて「正しくないこと」という意味で使われています。
『不手際がありました』
「不手際(ふてぎわ)」は「手ぎわが悪いこと」「ものごとの処置のしかたや結果がよくないこと」、転じて「失敗すること」という意味で使われています。
まとめ
今回は「間違いがありました」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。