社内協議をして、その結論を相手に伝えたいことがあります。
「社内で検討いたしました結果」の正しい使い方を見ていきましょう。
「社内で検討いたしました結果」とは?
この場合の「検討」は、課題について話し合うことを指します。
「社内で」が付いているので、上司やチームと議題について話し合い、結論を出していくことをいいます。
「いたしました」は「する」の謙譲語の役割があるので、へりくだって議論を重ねた結果という意味があります。
社外の方に、結論をお伝えする場面で用いられています。
「社内で検討いたしました結果」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社外の方から営業の提案を受けて、それについて見解を述べたいことがあります。
またコンペが開催されて、参加した企業に結果をお知らせしたい時もあるかもしれません。
採用か不採用か判断を迫られた時の言い方が、こちらのフレーズになります。
「社内で」が付いているので、個人的に決めたという印象が薄れて、公平さがあらわれています。
一方で新卒採用や中途採用をおこなう場合は、会社が採用活動をおこなっているのは分かり切っている話なので、「社内で」をつけず「慎重に検討いたしました結果」と使用されることもあります。
その場に応じたソフトな日本語を選んでいきましょう。
「社内で検討いたしました結果」を使った例文
・『社内で検討いたしました結果、貴社にお願いする運びとなりました』
・『慎重に検討いたしました結果、貴殿の採用が決定いたしました』
「社内で検討いたしました結果」の類語や言い替え
こちらのフレーズと似ている表現に「社内で検討した結果」や「社内で検討の結果」そして「社内で検討させていただいた結果」が挙げられます。
コンパクトに内容をお伝えしたい時に、適している言い方です。
コンペの採用通知、営業メールの返信文に使える言い方です。
また言い替えの表現に「社内で検討を重ねた結果」が挙げられます。
採用と不採用どちらに転んでも、失礼なく使える言い方です。
「慎重に議論を重ねた結果」でも同じ意味があるので、心得ておきましょう。
まとめ
「社内で検討いたしました結果」をお伝えしました。
上手な返信文を作成して、角の立たないメール文を作っていきましょう。