「考える」の丁寧な表現を、見つけたいことも。
「考えておりますので」の正しい使い方を見ていきましょう。
「考えておりますので」とは?
「考える」は「熟考すること」を示しています。
謙譲語としての意味合いがある「おります」が付いているので、へりくだって考える動作を述べています。
「考えておりますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
判断に迷っている時に使いやすいのが「考えておりますので」です。
この場合は理由を示す「ので」が加えられているので、言いたいことがこの文の後半にやってきます。
一方でストレートに自分がそう思っていることを伝えたい時は「ので」を省いた方が、すっきりする場合があります。
「〜と考えております。
そのため」と文を区分けしていく方がスマートな印象になるので、自分を売り込む就活のシーンでは言い方を工夫していきましょう。
「考えておりますので」を使った例文
・『貴社の海外事業に貢献していきたいと考えておりますので、お願いいたします』
・『御社の考えに少しでも触れたいと、OG訪問を考えております。つきましては〜』
「考えておりますので」の類語や言い替え
同じような表現に「思っております」が挙げられます。
こちらも「考えております」と同じように使える、丁寧な言い方です。
「内定を頂いたら、ゆくゆくは御社の商品開発部門で働かせていただきたいと思っております」と使います。
「思っています」や「思います」より、上品な言い方に聞こえるでしょう。
このほか言い替えの表現に「考えています」や「考えております」そして「所存です」や「存じます」も挙げられます。
慣れないと敬語をうまく操れず苦労しますが、大切なのはハートです。
畏まりすぎて自分らしさを失うことのないよう、最低限のルールを弁えながら敬語の活用をしていきましょう。
まとめ
「考えておりますので」をお伝えしました。
「考えております」に「ので」が付いた、畏まった言い方です。
自分らしい就活にするために、他の言い方も併せて覚えておきましょう。
