ここでは「お取り置き」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お取り置き」とは?
「お取り置き」は、後でそれを購入できるように、その人のためにとっておくという意味で使われています。
例えば、今それを購入してしまうと持ち歩くのが大変だという人に対し、「ではお取り置きしておきますので、後ほどお立ち寄りください」と、ひとまずとっておくので、後で(持ち帰りに問題がなくなった時に)取りに寄って欲しいといった使い方をするという具合です。
この取り置きをしていく時間はその例のような当日中だけでなく、数日に渡るという時もあり、こちらはケースバイケースになります。
「お取り置き」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お取り置き」は、それはできないといった用い方をすることもあります。
「申し訳ありませんが、こちらは人気商品ですのでお取り置きは行っておりません」のような使い方がそれにあたり、それができる、いつまでできる、できないと用いられる表現です。
頭の「お」をとって、「取り置き」とすると、それができるかと使える形になり、してもらう側から「そちらは取り置きは可能でしょうか」などとも使われます。
とっておく側からこの「取り置き」としても構いませんが、元の「お取り置き」の方が丁寧なので、そちらではそのままの形で用いられることが多いです。
「お取り置き」を使った例文
・『お取り置きは本日より1週間になりますので、その間にご来店ください』
・『そちらの商品は先着順での販売となり、お電話などでのお取り置きは行っておりません』
「お取り置き」の類語や言い替え
・『お取り寄せ』
こちらはその場に置いていない、またはすぐに発送できる状態ではないため、仕入れることの表現になります。
「その商品はお取り寄せになりますが、よろしいでしょうか」と、それを行うかと訊ねるために用いたり、「お取り寄せには1週間程度掛かります」のように、その期間を伝えるような使い方が多く見られます。
まとめ
「お取り置き」は、その人が購入するためにとっておくという使い方になります。
それをする販売側が用いる表現で、購入する側がそれをした欲しいなどと使う場合には、「取り置き」と「お」を外した形にして用いられています。