ビジネスメールにおいて、「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」という言い回しが使われる場面があります。
さて、この言い回しはどのような場面で使われるものなのでしょうか。
この記事では、「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」についてご紹介していきたいと思います。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは?
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは、相手の苦労を思いやって労う時に使う言葉です。
「苦労がどれほどのことか察します」という意味合いになります。
「いかほど」には、「どれほど」「どのぐらい」という意味があり、「拝察」とは、「察する」の謙譲語になります。
また「察する」には、「推し量って考える」とか「思いやる」とか「同情する」などの意味が込められています。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
この言い回しが使われる場面としては、例えば難航してるプロジェクトがあるとして、そのメンバーに対してメールを送る際に、「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」という言葉を一言入れるとよいでしょう。
プロジェクトメンバーにとってみたら、何の労いの言葉もなく難航するプロジェクトを進めるよりも、一言でも労いの言葉があったら仕事に対する張り合いも出てくるというものです。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」を使った例文
・『現場の皆さまのご苦労はいかほどかと拝察いたします』
・『ご苦労はいかほどかと拝察いたしますが、これからもよろしくお願いいたします』
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の類語や言いかえ
言いかえとしては、「拝察」の部分を「推察」としてもよいでしょう。
また「ご苦労をおかけしますが」と言いかえても、同様なニュアンスになります。
まとめ
ここまで、「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」について説明してきました。
ビジネスシーンでは、各業務においてそれぞれの苦労があるものです。
自分の携わっている業務のことばかりを考えるのではなく、お互いがお互いを思いやる気持ちを忘れたくないものです。