励ましやエールにまつわる敬語には、様々な種類があります。
「頑張りましょう」の正しい使い方を見ていきましょう。
「頑張りましょう」とは?
挫けそうになっている人の、背中を押すフレーズが「頑張りましょう」です。
有名アイドルの歌のタイトルになっている表現で、気持ちを引き上げる魔法が秘められています。
「頑張りましょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
直球の表現のため、心に刺さる言い方になっています。
プライベートで用いる分には魅力的な日本語ですが、ビジネスシーンだと注意が必要です。
とくに目上の方に「頑張りましょう」と伝えると、妙な上下関係を生み出してしまい、人間関係に亀裂が入ってしまいます。
とくにキャリアを積んだ方に用いると「まだまだ努力が足りないから、もっと修行をつみなさい」と言っているように聞こえます。
相手を敬う表現を取り入れていくと、人間関係にもいい潤滑油が生まれて、ベストなコミュニケーションが取れます。
積極的に得するコミュニケーション術を、学んでいきましょう。
「頑張りましょう」を使った例文
・『あと少しだけ、一緒に頑張りましょう』
・『〇〇様のご成功を、心より祈っております』
「頑張りましょう」の類語や言い替え
よく似ている言い方に「励んでまいります」や「精進してまいります」が挙げられます。
「頑張りましょう」は相手に対する言い方ですが「励んでまいります」や「精進してまいります」は自分が頑張る時に使うフレーズです。
「これからも業務に真剣に励んでまいります」と使用できるので、視点を変えた言い方をしたい時に取り入れていきましょう。
ちなみに「精進」はサンスクリット語から来ている、仏教の言葉です。
もともとは「勇者」という意味があり、勇者を目指してたくましく生きることを指しています。
このほか「頑張りましょう」の言い替えとして「応援しております」や「ご成功を心より願っております」が挙げられます。
「頑張る」は失礼にあたるので「応援」や「成功」という前向きな言葉でカバーしています。
印象の良い言葉をえらんで、汚点を残さない仕事をしていきましょう。
まとめ
「頑張りましょう」をお伝えしました。
社会人らしい表現を学んで、敬語の上級者を目指していきましょう。
