スピーチも佳境に近づいて来ると、「最後になりましたが」との言葉がよく聞かれます。
これは手紙の文章にも使われる表現ですが、その使い方や例文などについて確かめてみましょう。
「最後になりましたが」とは?
人前で挨拶する時や手紙などの中で、話が終わりに近づいた時、締めくくりの言葉を発する時に使われる表現です。
「最後になりましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人々が集まる場所でスピーチをすれば必ず終了に近づき、手紙や挨拶状を書けば終わりが見えてくるものです。
話の最後を締めくくる一言を添えるにあたって「最後になりましたが」を使うことになります。
その際には相手の活躍を祈ったり体を気遣ったり、お願いをしたりするのはありがちです。
また何かの質問がないかと尋ねることもできるでしょう。
ただし最後と言って一言を添えたあと、新たな別の話題を付け加えてしまうのは、失礼な行動や誤用となってしまうので注意が必要です。
「最後になりましたが」を使った例文
・『最後になりましたが、みなさまの益々のご活躍をお祈りいたします』
・『最後になりましたが、今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます』
「最後になりましたが」の類語や言い替え
「最後ではございますが」は、あるの丁寧な言い方「ございます」を使っている、うやうやしい形です。
「結びになりますが」は、最後の意味をもっている「結び」を使った表現で、まったく同じ意味になります。
「末筆ながら」は手紙の中で用いられる、最後の締めくくりの言葉に繋げる時の表現です。
まとめ
挨拶や手紙で締めくくりの一言を述べるにあたり、「最後になりましたが」を使うことになるのでした。
相手の活躍や健康を願う言葉などを添えるのが一般的ですが、その後に別の話題を付け加えないよう気をつけて下さい。
言い換える場合には「ございます」の形にしてみたり、「結び」を用いるなどが良いでしょう。
