確認を取りたい時の敬語表現に、迷うことがあります。
「お送りされているようでしたら」の適切な使用法を見ていきましょう。
「お送りされているようでしたら」とは?
「お送り」は送付した相手を、高める言い方です。
「されている」は行動している相手を持ち上げるフレーズです。
「でしたら」は「送った状況」を示しています。
「もし送付済であれば、失礼をお許しください」というニュアンスが含まれています。
「お送りされているようでしたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらのフレーズは言いにくいことを上手く伝える、クッション文章です。
こちらから督促したにも関わらず、相手を必要以上に責めたくない時に用いられています。
発送をお願いしたい一方で、あまり角を立てたくない時に使用してみましょう。
一方で「お送りする」と「されている」のダブルで敬語が重なっているので、しつこく聞こえてしまいます。
二重敬語と受け取られてしまうこともあるので、意識して引き算していきましょう。
「既に発送済でしたら」とすると、回りくどくない言い方に聞こえます。
「お送りされているようでしたら」を使った例文
・『既に送付済でしたら、誠に申し訳ございません』
・『行き違いでしたら、失礼をお許しください』
「お送りされているようでしたら」の類語や言い替え
こちらのフレーズの類語に「発送済でしたら」あるいは「送付済でしたら」が挙げられます。
お願いした商品やサンプル品、パンフレットの発送や送付に使えます。
気が急いてしまい、早めに督促している可能性がある場合に用いてみましょう。
また「行き違いでしたら」や「行き違いがございましたら」も言い替えの表現として使えます。
「大変申し訳ございません」や「ご無礼をお許しください」とお詫びの言葉を添えて、柔らかく用いていきましょう。
丁寧な言い方を覚えておくと、万が一こちらの勘違いがあった時でも穏便にやり取りができます。
言葉ひとつで損しないように、調整していきましょう。
まとめ
「お送りされているようでしたら」の適切な使い方を見てきました。
明るい表現を取り入れて、敬語の達人を目指してください。